小説新潮2015年1月号

  • 2015.03.23 Monday
  • 18:53

昨年暮れに買って、おととい読みました。
といっても、実はまだ一つしか読んでいなくて、
それなのに「読書」として取り上げるのはどうかなと思いつつ、
とてもよかったのでここに書きたいと思います。

押切もえさんの作品が読みたくて買いました。
「抱擁とハンカチーフ」。
新春読み切り大響宴と題した特集があり、
その中の一作品です。

ものすごく心に響きました。
若いころ賞を獲って注目された女性画家が、
今では自分の作品もまともに仕上げられず苦しんでいます。
元・夫は有名画家。離婚後ますます輝きを増して注目を浴び、
娘までもが輝きはじめて、一人取り残される恐怖と闘う。

悩んで苦しんで、やめてしまおうかと思うけれどやめられなくて、
でもどうしたら良いものができるか分からない、という葛藤は、
最近の自分が抱えていたものとあまりにも似ていて、読んでいて辛くなるほどでした。
でも読み終えて、ああよかった、と思える物語です。目頭が熱くなりました。

他の作品も読んでから、ブクログで感想を書きたいと思います。